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2012.09.24 Monday

社日さん

社日(しゃにち)とは雑節の一つで、産土神(生まれた土地の守護神)を祀る日です。
とても大切な祀りごとの一つで平日でも皆さん仕事を休んで参加しています。



まずは神様の周りを皆で掃除します。

社日は春と秋にあり、春のものを春社(しゅんしゃ、はるしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ、あきしゃ)ともいいます。

社日は古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味するそうです。

春分または秋分に最も近い(つちのえ)の日が社日となります。



この日は産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋にはその年の収獲に感謝する。



社日の祀り物は豪華です!



これだけの物を祀ります。



行事ごとの際の段取りはすべて部落長、副部落長、隣保長の仕事となっています。



祭りの際には、しじみと酢漬けを頂くのが昔からの習わしだそうです。



今回は原所部落の当番でしたので、来年の春に社日さんを祀る次の部落の長と副の方が引き継ぎに来られていました。
お客様は一番上座へどうぞ。

鳥飼南組の4部落が交代で年2回、春と秋にお祭りします。
僕が暮らす原所部落に回ってくるのは2年後の秋です。

2012.09.23 Sunday

鳥飼八幡宮の銀杏。

 いつもカフェにコーヒーを飲みに来てくださるお客さんが
「八幡さんに銀杏がたくさん落ちてるで〜、今年は誰も拾いに来てないなぁ・・・」

どうも毎年この時期に必ず拾いに来ていたおばぁちゃんが今年は来ていないらしい。
どうしたのかな?と思いつつ、早速拾いに行ってきました
鳥飼八幡宮の銀杏。
銀杏といえば茶碗蒸しかな?
樂久登窯の秋のランチメニューの一品に只今、検討中!!
なんとも縁起の良い一品が出来そうです。

って事で、茶碗蒸しの器にトライしてみようかと思います
食材との出会いで生まれる器。
自然の流れに身を委ねるとなんとも心地いい。



来月に秋祭りが行われる鳥飼八幡宮。



大きな銀杏の木。
樹齢何年ぐらいあるのかな??



拾っている最中にも次から次へと上から落ちてきます。



木の下一面に広がる銀杏。



拾っても、拾っても






たくさん拾ってきました。
ここからがなかなか大変です!
美味しいモノを食べるにはどうしても手間がかかる。



いつもコーヒーを飲みに来てくださる漁師の舩瀬さん。
今年は宮総代に当たっているそうです。
朝から一人でお宮さんの草刈り、本当にご苦労様です。

2012.09.18 Tuesday

ウェブマガジン「コロカル」

 
ウェブマガジン「コロカル」

少し前の話ですが、COLOCAL Area Magazineに淡路島が取り上げられました。

南海荘さんから始まり美観味、こだわりの生産者、淡路島はたらくカタチ研究島の事などなど盛りだくさんの内容を丁寧に取材して下さっています。

是非大勢の方にご覧頂きたいです。

取材して下さった皆様ありがとうございました!




写真は南海荘の竹中さんのお料理です。
全て淡路島の食材を使われています。



竹中さんの口からはいつもこの言葉が、

「自分の料理があるのは生産者の方のお陰様です。」
「お客様のありがとうを自分一人で頂くのはもったいない。」

竹中さんは生産者の方、一人一人に心から感謝しながらいつも料理に向かっている。
そんな生産者の方の想いの詰まった食材達が一つのお皿の上に盛り付けられていく。
竹中さんを通して一つの料理として完成する。
まるで皆の想いを一つに繋いだかのようだ。

そして有難い事に樂久登窯の器を使って下さる。
皆さんの想いを知れば知るほど考え深い。

やはり器の向こう側に大切な景色が広がっている。




竹中さんのブログはこちら →  nankaisou book


2012.09.17 Monday

窯だし。

 
窯だし。



新作の器がいろいろ





















織部は釉薬の中に銅を約5パーセント使うために、焼成後は表面に薄い膜が張り、少し曇った雰囲気で窯から出てきます。



漬物壺の重り。





削りかけの器。
窯の中に夢中になり作業が途中のままに・・・



銅を使った釉薬の器は一度希塩酸に浸けて薄く張った膜をとります。



しっかりと膜をとります!



器はやはり濡れ色が綺麗です。



その後はしっかりと水洗い。





今回のメイン! 漬物壺完成!!



いろんなパターンで作ってみました。



サンドペーパーで高台の底をしっかりと磨いていきます。



夕陽が綺麗。。。

2012.09.12 Wednesday

施釉。





土を乾かしています。



素焼きしたした器も乾かしています。



釉薬は灰や長石といって比重の異なるモノを液状にし、調合しているのでしばらくすると分離します。
なので、常にかき混ぜながら施釉していきます。



沈殿してくるので下から上に向かって混ぜます。



かき混ぜたらいざ、施釉!









掛けたら天日干し。



尺掛け。
柄杓を使って釉薬を掛ける事。





















スポンジを使って高台の底に掛かった釉薬を剥がしていきます。





蝋を灯油に湯煎し溶かして筆で伸ばせるようにしています。





蓋物の内側に釉薬が掛からないように蝋でコーティングしていきます。



安定のわるいモノはシッタの上にのせて中心を出していきます。





器をロクロの中心に据える。





施釉した器を外に干していきます。

※施釉(せゆう)
素焼きが終わった製品に釉薬(ゆうやく)をかけることを施釉(せゆう)といいます。

■ 写真 針山 千賀子

2012.09.08 Saturday

大地の恵みを頂く。


淡路島は日本三大瓦の一つにも数えられるほど瓦窯業が盛んです。
その為、南あわじ市を中心にいたるところで土が掘り起こされ少し脇道に入れば山が削られ、地層が露出している場所がたくさんある。
これは陶芸をする僕にとってはとてもありがたい!
この辺りの地層がどうなっているのか一目瞭然。



■ 写真 針山 千賀子



斜めに出っ張って走っているのは、一般的には褐鉄鉱(かってっこう)といいます。

鉄の酸化鉱物の通称で別名はリモナイト。

つまり天然の錆です。

僕たち陶芸をする人達はこれを鬼板と呼んでいます。


良質のものは玉状になっていて玉赤絵と呼び、釉薬や絵志
野の顔料としても使われています。

これは板状に堆積し、
純物が多く混ざっているのであまり使ってこなかったですが、もしかすると

面白い事が起こるかもしれないとブログを書きながら思いました。



素材の個性を特徴をどんどん見直していく必要がありそうですね!

視野を広げるのも大切な作業ですが、身に付けた知識を見つめ直す事の重要性を痛感する日々です。

2012.09.01 Saturday

『ノープランパーティー』  島の小さなお祭り


美観味sanmiの主催による『ノープランパーティー』を先日行いました。 

本当に美味しいモノを食べた時に人は笑顔になる。
出来るだけいろんな人達とテーブルを囲みながら、
地元の方から様々なシーンでご活躍されている幅広い人達と一緒に、
島の小さなお祭りをメンバーそれぞれが思うように手作りで仕上げていきます。
共通点は面白い事がしたいというただ一点だけ。
夏の終わりに淡路島の恵みを皆で分かち合うところから始めれたらと思います。

当日は本当にいろんな方に助けて頂きながら自分達も大満足な時間を過ごさせて頂くことが出来ました。
お越しくださいました皆様をはじめ、ご協力頂いた料理人、生産者の皆様、サポートして下さった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
感謝の気持ちはとても言葉では伝えきれそうにないので、当日のお祭りの様子を撮って下さった針山千賀子さんの写真を中心に少しでもお伝えできればと思います。
よろしければどうぞご覧下さいませ。









福良で創業60年の「ひらまつ食堂」をされてる平松さん(左)
おなじみサンミメンバーの「若潮旅館」三代目の航太郎さん(右)
本日初めましての共演です!
息がぴったり!







おなじみサンミメンバー、Basil Plusの青木さん
バジルを植木鉢ごと持っての登場です!
今日もパリット決まっています!



バジルのいい香りが広がります。



黙々と魚をさばき続けていきます。



あっ! クワガタ発見!!



火付隊。



Barで使う氷



この日の為にソムリエの奈良さんがセレクトしたワイン。

  • ワイン説明 フェウド・アランチョ ダリアとカントドーロ

    『カントドーロ(赤ワイン)』と『ダリア(白ワイン)』のコンセプトは「出会い」。国際品種とシチリア地ブドウの素晴らしい出会いを、シチリアに伝わるカントドーロ(男性)とダリラ(女性)のラブストーリーに重ねています。

    ダリアはイタリアの地ブドウ品種(グリッロ)80%と国際品種の(ヴィオニエ)20%品種をアッサンブラージュ(ブレンド)しています。

    同じように、カントドーロはイタリアの(ネロ・ダーヴォラ)と国際品種の(カベルネソーヴィニヨン)をブレンドしている。

    それぞれのブレンドにより、お互いの個性を相乗させ濃厚で果実味の豊かなワインに仕上がっている。

    ラベルに描かれている楽譜は、シチリアの地域で、お祭りが催される際に歌われたりしているそうです♪

    歌詞の内容は、シチリア産「ロミオとジュエット」ではないでしょうか。

    この地に伝わる愛の歌
    シチリアの小さな村で幾多の物語が生まれた

    バルコニーに立つダリラ
    カーテンを開けて外を覗けば不安な心は情熱へと昇華しそして愛が始まる

    くたくたに疲れた一日の終わり
    彼を見つけて幸福に包まれる
    そこにいるのはカントドーロ
    バルコニーの彼女を見上げてキスを贈る

    この地に伝わる愛の賛歌
    そして二人の物語が始まる
    日が暮れてしまう、その前に




    鳥飼の漁師さんがタコを届けて下さいました!





    釜戸には宝楽鍋がよく似合う!



    いつも裏を支えて下さる青木さん。
    毎回駐車場の整理やお客様の誘導をして下さっています。
    「最初が肝心。会場に気持ち良く入ってほしいので、」
    料理人を支える生産者でありながら、当日もきっちりと料理人にバトンを渡している姿がカッコ良すぎます。
    ちびっこ達ともトランプを!
    出来過ぎです・・・







    薪割隊長・西岡さん。
    この人がいないと火は起こりません。
    ある意味今回の肝!
    暑い中本当にご苦労様でした!









    ニュー洋食 game  から日浅 翔太さんも手伝いに来て下さいました。



    炭焼きステーキとワイン ロマン亭 からは岡 稔さん!
    最高のお肉を仕入れて下さいました。
    ありがとうございました!



    ナイススマイル!





    薪はいつも地元の材木屋さんから廃材を頂いて使用しています。
    本当に助かります。



    いざ、出陣!



    お父さん大活躍でしたよ〜♪





    現場の食材で即興でどんどん品数を増やしてくれるスフィーダ・真野シェフ!
    ノープランに最も強い男!!





    トーマス窯の使い方を一番分かっている料理人。



    今回、吉田さんは燻製に挑戦!!



    この日の航太郎さんは熱かった!!



    遠いところありがとうございました!



    バケット+ヨーグルト+6年蜂蜜。
    KANTIRU
    の聖子ちゃん作。

















    木工 花 tsuzuri +家tsuzuriの片山実里ちゃんも手伝いに来てくださいました。
    ありがとうございます!














    淡路島ビーフの岩塩焼きトーマス窯使用!!



    裏で出汁をとりながら出番を待ち続ける「露しぐれ」の新島さん。
    料理人達の影の仕込が場を盛り上げていく。







    終始料理人達のサポートをし続けてくれたカンチルの聖子ちゃん。
    いつも陰で皆を支えてくれています。







    鳥飼の秋田板金の裕也くんが作ってくれた燻製マシーン!
    道具も全部手作り。



    淡路島ビーフを今度は炭火で!



    真野シェフ最高〜!!





    淡路島はやっぱりタマネギ!





    ひたすら料理し続けてくれる料理人達。
    皆の背中が熱い!





    最高の祭り日和になりました。











    Nara-Bar



    ソムリエの奈良 正幸さんが9月末にBarをオープンされます。
    只今準備中!

    Spica Rose
    THE BAR

    スピカロース

    〒656-0462
    南あわじ市市青木114-5
    アワジ花ホテル1F

    TEL 0799-42-3831



    航太郎さんのあいさつ。
    「皆さんが喜んで下さる声を気配を背中で感じながら料理をさせて頂ける。こんなに嬉しい事はないです。今日は皆さんありがとうございました。」
    グッときました。
    本当にいい顔してました。









    少し口下手な吉田さん。
    でも食べた人は皆きっと分かっている。
    こんなに料理に誠実な人はなかなかいないと思う。











    今回BGMを担当して下さった「音民」
    ここまでに至るエピソードが面白すぎです!
    当日は会場を盛り上げて頂いてありがとうございました。





    お忙しい中、遠くから駆けつけて下さった、ダニエルのオーナーシェフ・中村さん。
    この日の為にスイーツをご用意して下さいました。
    本当にありがとうございました!











    ダニエルさんのノープランパーティー特製ドルチェ。
    到着すると同時に厨房に入り、一つ一つ綺麗に盛り付けて下さいました。
    素晴らしいデザートをありがとうございました!



    とにかく絵になります。



    皆でシュウマイを包む様子が微笑ましい。
    料理を通じて繋がっていきます。
    作るところも一緒に出来るのがお祭りのいいところ。



    いよいよ新島さんの出番です!













    絶品はもスープは由良は「露しぐれの」新島さん。
    この日の為にいろいろと試行錯誤して下さいました。
    ありがとうございます。







    スフィーダ・真野シェフが今年も特製かき氷を仕込んで下さいました!
    一体、一人で何品作って下さったのか。
    現場での対応力が半端じゃない!



    あいさつのタイミングを掴めずに後半にようやく一言だけ。
    これも「ノープランパーティー」ならでは!?



    最後にNew Step Festivalの代表ドラゴンさんからフェスに掛ける熱い想いを!
    「淡路島の人達と手を繋いで面白い祭りを作りたい!」
    こちらも楽しみです!!
    ご注目下さいませ!





    〆のおにぎりの人気は今年もすごかったです。





    皆様、本当に本当にありがとうございました。
    ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

    来年の夏の終わりにまたここでお会いしましょう!

     

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