田んぼ   ハチミツクラブ  エッグ  偉大な獣   山から海へ   パンとコーヒー  祭り    道具と暮らす  淡路島を焼く  料理人の皿  其の外 
<< August 2015 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
2023.06.23 Friday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2015.08.26 Wednesday

無償の労働と仕合う

 
本日も、朝からパーティーの準備や賑わいにいろんな人が訪ねてくれました。
皆、忙しい人ばかりなのに、自ら進んで無償の労働を届けて下さる。
本当に有難い。
毎日いろんな人達と真剣に仕合わせて頂ける事が僕の何よりの喜びとなっています。
No plan party の顔合わせをした時点で僕のパーティーはすでに始まっていたんだと今日、気づきました。
通りで毎日が楽しいはず!
本当に仕合せです。
明日も続くけど、
打ち上げもするからまだまだ続くなぁ。。

当日まで会えない人達の気配を感じつつも、目の前に現れてくれる瞬間を楽しみにパーティーは続く。





写真は昨年の一コマ。
今日は薪の確保でした!

2015.08.25 Tuesday

満足するのがどんどん早くなっていく。

 いよいよ No plan party の日が近づいてきました。
当日が近づく度に連れ、日々忙しく働く人達がひょこっと顔を見に訪ねくれます。
二日前も、昨日も、今日も、明日も、多分、明後日も。
入れ替わり立ち代わり覗いてくれています。

たわいもない会話で盛り上がり、帰り際に、「そうそう、当日どうしようかなぁ、、」なんて、
気負いのない様子に安心感を覚える。

会っても、会ってなくても、近くても、離れていても、動けた人も、動けなかった人も、全部どちらでもいい事だと思えるようになってきました。
回を重ねる度にどんどん「No plan party」に近づいている。
多分、信頼関係の話だと思う。

そんな風に思わしてくれる皆の在り方と振る舞いに僕は常に励まされている。

200人が集まっての宴。
周囲にとっては迷惑でしかないかもしれないけど、あいさつに周るとご近所の皆さんが笑顔で迎えてくれました。
許し、見守って頂ける環境が何よりも有難く沁みてきます。
いつも本当にありがとうございます。

まだ何も始まってはいないし、何も動いてはいないけど、すでに大満足です。

当日は晴れるといいな〜

ご参加下さる皆様楽しみにお待ちしています。





2015.08.20 Thursday

灘鹿とフランスオーブン皿。

 先日、料理人さんが淡路島のタマネギと野生の鹿肉を地中蒸しにして料理をしてくれました。
地面に穴を掘って、川で拾ってきた石を敷き詰める。
その上で焚火をした後、熱くなった石を取り出して、その下に食材を並べて、再度焼石を乗せていく。
そしてビールを飲みながら待つ事90分。
原始的な調理法だけど火の通り方、頂くまでのワクワク感は抜群でした。



お気に入りの器に盛り付けて頂きました。
19世紀フランスのオーブン皿。



翌日も皿は鹿肉の匂いがしていました。
日本に渡って来て、初めて盛り付けられたのは淡路島の野生鹿でした。



次は何を、、アンティーク晩餐会をやりたい。。

2015.08.17 Monday

本日より21日まで夏休み。


怒涛のお盆休み。
熱い中、連日たくさんの方に足を運んで頂きまして誠にありがとうござます。
感謝致します。


中には中学、高校の同級生や、僕がまだ幼くて記憶に留めていない方まで遥々訪ねて下さいました。
「毎年8月15日に祖父が帰って来るよ。」と、母が言う。
その日は目が回るほど忙しい日で、何にも覚えていない。
そんな中、祖父もそっとかえってきてたのだろうか、、


祖父がいた頃は毎日いろんな方が訪ねて来られて家もずいぶんと賑わっていたとか、
早くに亡くなって、その後は祖母が一人で家の守をしながら地域の方に助けて頂きながらも行事ごとには積極的に参加していました。
幼いころ夏休みをここで過ごしていた僕には当時の記憶がうっすらとある。
早起きして祖母と一緒に草を燃やすのが好きだった。当時、幼い僕に許された唯一の火遊び。
今は炎と戯れる事が仕事となっている。
そのころよく訪ねてくれていたおじさん達もほとんどいなくなってしまった。
汗ばみながら亡くなった人達の事を想う。
僕のお盆の過ごし方。


8月17日、今日は僕の誕生日。
早朝からいろんな方がお祝いのメッセージを下さる。
本当に有難いけど、昔から祝う習慣のない僕には申し訳なさが大半をしめてしまう。
悪気はないけど、冷たい奴だと言われ続けてきた。
そう自覚しているが、根っこの部分はそんなでもないんだ。
本当はちゃんと感謝している。
ご先祖様から、地域から、知人、友人からとにかくたくさん、本当にたくさんもらい続けている。
有難いとは思っている。
ただ、返し方がよく分からない。


でもなぜか、頂いたご縁を使った遊び方は誰に教わる事もなく知っていた。
立ち方も心得始めている。
たくさん頂いたのでうろたえずに歩く事が出来る。
近頃はこれが何よりも有難い事だと日々身に染みています。

未熟なところを謝りだしたらきりがないほどですが、どうか見守って下さい。
皆様今後ともどうぞよろしくお願い致します。






削りカスに水をかければ、再び土として使える。

2015.08.14 Friday

束の間の夏休み。


 毎日暑い日が続く。
一日にTシャツを最低3回着替えている。
着替える度に何かがリセットされ満たされていく。
純粋な労働には清々しい充足感が付きまとうものだ。
特別な事は何もしなくてもご飯は美味しくなるし、毎日が満たされていく。

と、言いつつも、しばらくしたらNo plan partyがやってくる。
言った側から真逆の事に突き抜けていく一日だ。
心底楽しみきれる仲間達と真剣に遊ぶ。
特別な事をするスペシャルな日。
今年はゲストを含めて総勢200人を超えている。
旧友、よく知る人、一度しかお会いした事のない人、初めましての人。
この日ここに集まった人、コンディション、何が起きようと全ては最善という前提がすでに僕の中にはある。
何に委ねているのかは自分でも分かっていない。

夏休みで賑わう淡路島の日々を駆け抜ける合間にふと仲間(スタッフ)と顔を合わせた瞬間。
僕達はNo planの隙間を、互いの想いを照らし合せる。
不安なのではない、まだ始まってもいない面白味を分かち合いたいのだ。
この人ならこの気持ちを分かってくれるはず。
話してみれば案の定だ。
偶然出会った時点で束の間が充実することは互いに感じ取っていた。
目が合った瞬間に笑みが溢れている。
楽しみ事は不意に来るから気は抜けない。

8月31日までにこんな日があと何回あるのか。。
過去に例がないほどのバタバタの夏だけど、僕の夏休みは束の間にやってくる。
ほんの10分が特別な夏の思い出となるのだ。
贅沢はこんなところにもある。





夏の終わりの「No plan party」
全部噛み締めたいけど、ついつい楽しくなって、酔っぱらって、何度やっても見過ごしてしまう。
終わったら終わったで、早く皆とああだこうだと語りたくなるし。
見過ごしたところは打ち上げで盛り上がり二度楽しむ。

などと、妄想しながら汗だくでロクロを回す日々。
窯に火を入れたので工房は灼熱地獄だけど、Tシャツを着替えたら何度でも生まれ変われる!
夏はやけにポジティブだ。



2015.08.13 Thursday

藁灰釉。

 
藁の灰を使った釉薬です。




藁灰釉掛け分け鎬8.5寸皿。


2015.08.10 Monday

夏休みのお知らせです。



8月17日〜21日と31日はお休みさせて頂きます。
※12日(水)は開けております。
それ以外は通常です。
暑い日が続きますが皆様どうぞお身体ご自愛ください。





菊文素麺鉢。

お世話になっている「じばさんele」のプロジェクト「淡路島 手延べ乾かし麺 そろそろ」に合わせて作らせて頂きました。
淡路島の土と淡路島の原料を使って焼いた素麺鉢です。
蕎麦猪口もあわせて焼かせて頂きました。




”じばさんele × 金山製麺”
新麺開発プロジェクトにより誕生した

『淡路島 手延べ乾かし麺 そろそろ』

『 製 』- 淡路島 福良
淡路島にて先人の志を受け継ぐこと六代、百五十余年。
昔ながらの寒期に二昼夜かける製法をかたくなに守りながら、
淡路島手延べそうめんの伝統と新しい感性を活かし、
手延べの麺造りに打ち込む“(有)金山製麺”
   
『 油 』- 淡路島 洲本
島内の遊休農地等を利用して栽培する菜種。
生産するだけでなく、使い終わった油は回収して軽油代替燃料にリサイクル。
循環型の環境にやさしい取り組み「菜の花・ひまわりエコプロジェクト」の
中から生まれた菜種油“菜の花の恵み”
   
『 塩 』- 淡路島 五色
原材料は淡路島の海水だけ、余分なものは一切なし。
じっくり40時間、薪を用いて炊き上げる製法で手間をかけ作る為、
生産量は一日極々僅か。素材の味を活かす塩“自凝雫塩”
   
『 粉 』- 兵庫 小野
古来兵庫県は、香川、岡山と並び「三県麦」と称されるほど、
品質の良い小麦を生産した土地。
製麺特性が高く本来の味が楽しめる、近年小野市で栽培が始まった
生産から製粉までを最大限地域内で行う“安全・安心の小麦粉”
  
『 箱 』- 淡路島 津名
淡路島にて「安居紙器」として創業。
淡路の特産品、線香や素麺の貼り箱を手がけ、地域の方々に親しまれること60年。
知識と経験に基づく職人技の貼り箱“あぐいのはこや”

2015.08.03 Monday

鎬。

 最近は毎日、鎬の作業をしている。
丹波の修業時代に一番数をこなしていた技法。
一度はこの技法を遠ざけていたけど、今はやっていると気持ちが穏やかに整ってくる。
リズムが出てくれば体の力は抜けて、カンナで土の感触が分かる。

慣れ親しんだモノを遠ざけてカッコをつける癖が僕にはある。
流行りに流された事は言い訳にもならない。
最近はようやくカッコつけずに「」の中身をむき出しに出来るようになってきた気がする。

少しずつ原点に戻りはじめているけど、一度は「」をつける必要があったのだと自分に言い聞かせる。
一度目のそれとは違う。と、言いたいところだが、最初の素直さに惹かれている。





鎬菊文六寸皿。

2015.08.02 Sunday

離島キッチン


ここ最近、離島に焦点を合わせたイベントや企画などの相談を受ける機会が続いています。
今回は「離島キッチン」秋に神楽坂にオープンするそうです。
その中には淡路島も入っているそうです。
お話の中でググッときた言葉がありました、


「島を出て行った氏子たちは実は皆、寂しい思いをしているのではないでしょうか?島に残った者に忘れ去られ、都会の中で一人、島に想いを馳せているんだと思います。」


「淡路島はとても広く、食材にも恵まれていて、年中いろんな食べ物があります。なので、淡路島を想う味は各地域ごとに違うように感じています。今はそれを踏まえて私なりに編集する必要があるような気がしています。」


ほんの10分ほど話しただけでしたが、すごく迫るモノがありました。
離島キッチン。どんな味で伝えていくのかすごく楽しみです。







写真は南海荘の竹中さんのブログから拝借しました。
いつも美味しそうなお料理。
一皿の上に島の物語が詰まっています。

僕の周りには毎日、毎日、島の物語を様々な方法で伝え続けている人が大勢います。

僕もその一人でありたいと改めて思いました。

Powered by
30days Album
PR