食育
先週に引き続き、昨日も地元の小学校の依頼によりお買いもの&食育ワークショップを開きました。
農薬や除草剤が使われていない、日陰の山で摘んできたヨモギ。
クッキーもいろいろ焼きました。
ヨモギ餅の横には自家製あんこ。
自家採蜜したニホンミツバチのハチミツを使ったカステラ。
子供達が暮らす土地のモノで作るお菓子です。
食育の時間。
積極的に質問する子が多くて驚きました。
数十分間。皆さん真剣に話を聞いていました。
お買いものスタート!
白組と紅組に分かれて皆真剣にお菓子を選んでくれました☆
子供の靴が玄関に並ぶと賑やかになります。
木と土
先日、五色で木工をされている北島さんの工房におじゃましてきました。
内容は南海荘さんの床の間に置く作品の打ち合わせ。
竹中さんの依頼で、北島さんと僕、木と土のコラボ作品を制作する事となりました。
ここ数年。機能のあるモノ、普段使いの器だけに専念してきた僕にはこれはなかなかのお題。
しばらく、いや、もしかしたら一生そういった仕事をする気にはならないかもしれない。
と、思い込んでいました。
ですが、北島さんと話していく中で、少しづつそんなこだわりも融けはじめていきました。
「僕も機能のあるモノ(主に家具)を作り続けてきたから、機能があるようでないモノを作る機会を頂ける事は有難いよね。」
その言葉がとても響いてきた。
尊敬する先輩はいつもそっと肯定してくれる。
たしかに、自分を新鮮に感じる良い機会かもしれない。
とはいえ、何をつくるのか?
最低限の理由は欲しい。
なんとなく土器で考えてみた。
淡路島の土を野焼。
原始的な焼成法が土の最も素朴な表情を見せてくれるのでは、
造形はどうしようか?
木との関わり合い方は?
食事をするスペースにそれを置くという意味は?
思考を巡らす。
ただ、その一つ一つを繋いでいく事が作るという事ではないという事に僕はもう気づいている。
本当にやりたい、作りたいと思うものは最初からその全てが繋がっている。
そういうもんだと思う。
大切なのは人と向き合って、たわいもない世間話を繰り返す事なのかもしれない。
美味しいコーヒーと、少しの食事。
そんな時間が後に自分を奮い立たす原動力になる。
北島さんの工房の薪ストーブの前でコーヒーを飲みながら喋った時間が作品に繋がっていく。
とはいえ、相手は北島さん。
全身全霊を注いで今の僕はここまででした。
というモノでないとコラボにはならない気がしている。
全て出しきるには楽しみ切るしか方法はないようだ。
楽しむのは得意!
淡路島の山桜
皿の上の物語
離島を特集した本の中で淡路島の生産者、料理人、陶工、を順に追って取材して頂きました。
この夏に発売されるそうです。
お皿の上でそれぞれの想いと物語が繋がっていきます。
写真は南海荘さんのブログより頂戴いたしました。